先日、NIKKEI NETが調査したブロードバンドの実態が明らかになった。
サンプル数が少なく、NIKKEI NETの読者という定性傾向はあるものの、思いのほか早いスピードでBB化が進んでいることが詳らかにされている。
すべて企業優先で進んできたIT化だが、すでに家庭でのインフラも十分に整ったということがいえるのではないだろうか。
質問が「週末」に限定されているため、これもまた何ともいえないのだが、
「週末に見るサイトを決めるのに最も重視する条件」
調べモノに適している 43.9%
おもしろいコンテンツがある 18.3%
登録したページがある 11.8%
レジャー情報が豊富 10.6%
この質問の1番目の答えは、検索=辞書代わりに使用している実態が示されているが、2番目の「おもしろいコンテンツ」の具体的な中身が知りたいものである。
さらに、3番目の登録したページが一体何なのかという具体的な中身、さらにさらに、4番目のレジャーの具体的中身。
調査のあいまいさが靴の上から足を掻くようなはがゆさを感じるが、実は、ここにBBコンテンツのヒント、キラーコンテンツのヒントがあるからである。
もっとも、以下のような調査はあるのだが、これはサンプルがNIKKEI NET読者に限定されているため、マーケティングデータとしては使えない。
一般紙でのこのような調査が待たれるところである。
「週末にインターネットで最もよく見る情報」
政治・経済・社会ニュース 41.1%
スポーツニュース 10.3%
コンピュータやインターネットに関する情報 7.1%
旅行・観光情報 6.9%
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「家庭のADSLユーザー急伸」
回答者にNIKKEI NETの利用場所を聞いたところ、「自宅」「自宅および会社」「自宅兼会社のオフィス」と回答した自宅からの利用者は合計で有効回答の71.4%にあたる796人。こうした自宅からの利用者のうち、ブロードバンドを使用している人は63.4%の499人で、会社からの利用者のブロードバンド使用率64.1%に迫りつつある。
自宅からのブロードバンド利用率の内訳は、ADSLが40.8%の321人、CATVが14.2%の112人、通信速度毎秒1.5メガビット以上のLANが8.4%の66人。自宅からのネット利用者のうち、ADSLユーザーは前年同期の調査で16.1%にとどまっていた。今回の調査では40.8%に急伸し、家庭でのブロードバンド利用率を押し上げた。
「週末のネット利用、1日1回以上が84.4%」
ブロードバンドの普及とネット利用の娯楽性の高まりを背景に、週末のインターネット利用頻度も着実に高まっている。週末(土曜、日曜)のインターネット利用状況を聞いたところ、1日1回以上利用するユーザーは、有効回答の84.4%にあたる940人に上った。内訳は「1日に何回となく」利用するヘビーユーザーが50.3%の560人、「1日2、3回」が25.1%の280人、「1日1回」が9.0%の100人。週末と平日を含むインターネット利用状況では1日1回以上利用するユーザーは有効回答の97.1%にあたる1081人だった。目的志向型に加え、娯楽志向型の利用も広がることで、ネットは生活の一部として定着しつつあるといえそうだ。
「週末に見るサイトを決めるのに最も重視する条件」
調べモノに適している 43.9%
おもしろいコンテンツがある 18.3%
登録したページがある 11.8%
レジャー情報が豊富 10.6%
表示速度が速い 4.8%
イベント情報 4.7%
映画・演劇のスケジュール 1.7%
動画がある 1.3%
その他 2.9%
合計 100.0%
「週末にインターネットで最もよく見る情報」
政治・経済・社会ニュース 41.1%
スポーツニュース 10.3%
コンピュータやインターネットに関する情報 7.1%
旅行・観光情報 6.9%
映画・音楽などエンターテイメント情報 6.0%
買い物情報 3.8%
ビジネス・企業情報 3.7%
イベント情報 2.8%
資産作りなどマネー情報 2.4%
書籍・出版情報 2.1%
自己啓発に関する情報 1.6%
芸能ニュース 1.3%
文化・芸術情報 1.3%
交通情報 0.7%
ゲーム情報 0.6%
住まいに関する情報 0.3%
教育情報 0.2%
ファッション情報 0.1%
健康・美容情報 0.1%
その他 3.0%
週末に情報は見ない 4.6%
合計 100.0%
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