2007年2月12日月曜日

vol.3 アンダーセンコンサルティングの押し売り 2000/04/18

今日の日経新聞の朝刊によると、アンダーセンコンサルティング(この会社はEC関係のコンサルを積極的に行っている。1時間のコンサルで20万円~50万円という。わたしもネット試験を受けたが年令制限で落ちた経験がある)が上場前のヴェンチャー企業に対して6ヶ月間という制限付きながら、無償でコンサルを行うだけでなく、VCを紹介したりして会社をあげて育成を図るという。

見事軌道に乗った場合には、顧客として有料のコンサル料を受け取ったり、上場時の株をコンサル料として受け取ったりするという。ここまで来たか!という感を強くする記事である。
早い時期から可能性のありそうな企業に目を付ける、というならまだ分かるが、「可能性のある企業に育て、そこから絞り取る」という発想は流石に牧畜民族らしい。種を植え、後は運を天に任せて稔りを待つ、という農耕民族とは明らかに違う。

アイデアと先行者利益の第1次EC時代は早くも終わりを告げ、大企業のEC参入を尻目にヴェンチャーを育成していくことのメリットというのがあると踏んだからこその意志表示であろうから、そこに横たわる既存大企業の抱える「戦後処理」に費やさざるを得ない労力と時間の膨大さに改めて気づかされるわけである。

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