2009年5月29日金曜日

vol.97 「a,b,g」

今年一番気になるテーマは無線LANの規格。

これからどうなるのか?そんな疑問に応えて実に明解にまとめてあるのが以下のサイト。うん、納得の結論です。

http://www.zdnet.co.jp/broadband/0301/24/lp15.html(当時の記事にはリンクしていません)

それだけじゃー、このMLのレーゾン・デートルが問われるので、少しだけ。結論からいうと、様子見しなくて済むのは「b」だということなんですよね?業界さん、ということ。

今までは「b」だ「b」だでここまで引っ張ってきたのに、「g」だと言われてもねー。その前には、いや「a」だという話で様子見してましたけれど、今回は「g」だとおっしゃるので、何とも決めにくいという背景があるわけです。

これが決まらないと、デバイスも決まらないわけですから、お願いしますよね、ということである。

もう一つ面白いのが、これ。

http://www.zdnet.co.jp/news/0301/23/nj00_sotec_gundam.html(当時の記事にはリンクしていません)

こういう新商品発表会というのはケレン味たっぷりで大好きですね。今やIT業界は学者然とした経営者が幅を利かせる中で、こういう寅さんのような物売り、感動します。

また事実、こういったニーズは厳然としてあるわけですから、期待できると思います。買い替え需要にピッタリでしょうね。わたしもこれにしようかしらん?

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2009年5月24日日曜日

vol.96 「yahooメールの怪」

yahooメールというのがある。hot mailみたいなものである。只で使える。只で使えるのをいいことに、迷惑メールの送信元や停止連絡先に使われていることも多い。

混乱するのは、yahoo.co.jpのドメインは会員もまた使用している(別途ybb.ne.jpも使用できるが)し、会員情報連絡メイルもこのドメインで送られてくる。さらに、このメール、ウェブメールなので、わざわざウェブまで取りにいかなければならない。

面倒なので、わたしの連絡先アドレスに送ってくれるように依頼したのだが・・・・。今回はダイジェスト版で。

最終確認(4回目)

以下、3回目の問い合わせに関する御社からの回答です。


>この度お客様よりいただきました情報ですが、お客様の状況を確認させていただきましたところ、連絡先E-mailアドレスは にてご登録されております。

当然です。3度もそのアドレスに「のみ」送ってくれと申しております。

>連絡先E-mailアドレスへのご連絡が不可能になった場合は、(Yahoo! JAPANID)@yahoo.co.jp等のアドレスへご連絡させていただく場合もございますので、ご了承下さい。

yahoo.co.jpに「のみ」送られるものがあるので、登録先にも送ってくれと3度も申しております。

>また、ご連絡はメールにて行なっておりますが、Yahoo!BB連絡先メールアドレス宛

ではなく、Yahoo!JAPAN IDに登録して頂いているメールアドレスへ行なっておりますので、MY Yahoo!にてYahoo!JAPAN IDの登録情報をご確認ください。

ここへきて、また、yahoo.co.jp「のみ」にしか送らない、というわけですね。3回お願いしても結果、ダメということですから仕方ないのでわたしのメーラーにyahooアカウントを設定してこちらで取るようにしました。

以下、問い合わせごとの御社の回答です。

1回目:申し訳ない、気をつけます→連絡先アドレスのみに送信しますと受け取れる。

2回目:yahoo.co.jpにも連絡先にも「同時に」送っています→そういうことはしていない

3回目:yahoo.co.jp「のみ」に送る場合もある→つまりyahooウェブメールを取りにいかなければならない、ということ

上記のように、御社からの回答は2転3転をくり返し、全く要領をえません。これではこちらが混乱するばかりです。
こちらの要望である、「御社からのメールは全て登録アドレスのみに送信してくれ」という要望はきけない、ということならば、最初からそう言っていただきたいものです。

以下、模範回答例:


「残念ながら御希望にそえませんので、新たにyahooメール用アカウントを設定してください」

これで解決しています。無駄な時間を費やすこともないですよね。


ったく。この連中のeコミュニケーション能力、もうちょっと鍛えてもらいたいものである。

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2009年4月4日土曜日

vol.95 「迷惑メール」

来ますねー、最近。「未承諾云々」というやつ。

ウイルスの方がまだ許せる。というわけでもないのだが、こいつはしつこいだけで、一体何がしたいのかさっぱり分からない。リンクを辿っても注文もできないし、送信先に送り返せば、存在しないアドレスだし、指定のアドレスに「不要」の旨送ってもまったく解除されることもない。

おまけに、送信元を毎回変えるという念の入れよう。で、君は何がしたいんだ?送られた方が、やっきになって削除するのが楽しいのだろうか?

こういうメールは、迷惑メールリストに放り込んでしまわれるので、送っても意味がないと思うのだが・・・。不思議な行為である。

先日、あんまり腹がたつのでルール作成で、来ないようにしたつもりだったのだが、どう間違ったのか、私自身宛のメールはサーバから削除される設定になっていたらしくて、数日間メールが来なくてせいせいしていたのだが、他のメールも来なくて変だな、と気付いた次第。(こうゆう設定が存在してることにも腹がたったが、秘密を守ろうとすると、送ったメールも来たメールもサーバから削除してしまうことも必要なのかもしれない。

こうなると、いきおい、社内メールはすべてPGPかなんかで暗号化して通信されることになるのだろうか?(もうなってる?)

さて、こういう迷惑メール、チラシのようなものならまだ可愛いのだが、意図を持って1日100回とか送りつけられると、これはもう、迷惑どころではない。仕事にならない。無気味ですらある。

せめて、存在するメルアドかどうか確認してからサーバが受け取る、というようなことをしてもらいたいものであるが、どうなんだろう?

ウェブのそこら中にメルアドはばらまかれているわけで、いたずらをしようと思えばいくらでも出来る。それだからといって非公開で書き込みをしている人も多いと思うが、わたしはこれはフェアではないと思う。

言い返されない立場を確保して発言するというのは、発言する資格がないと思う。物陰から石を投げるような行為である。

いつでも連絡できる便利なツールの良さを抛擲しないためには、堂々と物をいい、ルール違反者は厳しく追及すべきだと思う。

てなリベラルな時代は終わり、いよいよ、ネットが開かれたツールになってきた今日この頃ですが、皆さんはどうやってセキュリティを守ってますか?

2005年も良い年でありますように!

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2009年3月8日日曜日

Vol.94 「ノーベル賞受賞の田中さん」

拉致問題と同等の頻度でメディアをにぎわしているのが田中耕一さん。受賞理由は、「生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発」であり、生体高分子の質量分析法のための「脱離イオン化法」の開発を評価され、日本人で12人目の受賞者となった。

彼のユニークなところは2つある。
1つ目は会社の昇進制度に興味を持たなかったこと。
2つ目は、これが受賞理由になるのだが、実験中に試薬を間違ったこと。

1つ目の面白さは、同僚が昇進していく中で、ひとり研究室に残り、自分の好きな研究に没頭していたということで、本人自身、「好きな研究ができて給料が貰えるなんてありがたい」と語っている。

企業の中で生き残っていくためには昇進して給料を上げていくことが良しとされ、スペシャリストからジェネラリストへの転身をせまられる。そして、これに乗れなかったものは脱落者とみなされる。

これを拒否し、受賞後も、会社側からの役員への昇級のオファーを断り、係長のままい続けることを希望していた。 結果、生涯一エンジニアでい続けたい、という希望は聞き届けられることになったが、会社側が彼の功績に報いるためには、フェローというポジションが必要だったわけで、 役職=高給=出世という図式では、世界の頂点に挑むような研究はできないということを暗に示している。

2つ目は、あらゆる実験中によくあることなのだろうが、この間違いを観察することから、ヒントを得て正しい結果を導いていったところが他の研究者とは違うところである。これを、Serendipity(偶然を見のがさないこと、最近の映画のタイトルにも なっているが)というが、これが第1級の研究者には備わっているものらしい。

さて、この話、近年の儲け主義に走るだけのe-bizの世界の対極をなすような話だが、インターネット黎明期の発想に一度戻って、CSとは何なのかという原点を確認してみることが必要なのではないだろうか。

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2009年3月1日日曜日

vol.93 「IP電話狂想曲」

IP電話関連の話題がこの週末一気に噴出してきた。  
NTTコミュニケーションズ、ソニーコミュニケーションネットワーク、そしてニフティの3社は11月14日、IP電話サービスの相互乗り入れと共同実証実験を行うと発表した。

12月からそれぞれ試験サービスを行い、来春の商用化を目指す。ユーザー間の通話料は無料とし、計1100万会員という“数”を武器に先行するBB Phoneを追撃する構えだ。(ZDNET11/14)

ISP連合「メガコンソーシアム」のKDDI(DION)と日本テレコム(ODN)、NEC BIGLOBE)、松下電器産業(hi-ho)の4社は11月15日、IP電話サービスの相互接続で合意したと発表した。合計約1000万人の会員間で無料で通話が可能になる。 (ZDNET11/15)

IP電話といえば老舗のフュージョン・コミュニケーションズの契約者数が200万人。 皆さんが追撃しようとしているBB phoneがマックスでも100万人(現在20万人)。 これに合計2000万人の会員数を持つ大手ISPが今頃おっとり刀で参入してきたというわけである。

とりわけ、NTT COMなどは本来の自社商品である市外電話代と引き換えにするというのだから、その危機感たるや相当なものだろう。 しかし、こんなサービス、ADSLなら最初からあって当たり前のことである。

IPという プロトコルからすると「会員間は無料」などという発想は生まれてこない。この論理は、例えば「同じプロバイダ会員同士でなければネット接続はできません」と言ってるようなもので、そもそもこういう囲い込み的発想のものではないのがインターネットである。

相互接続は前提だし、電話代は只なのである。 BB phoneの場合、アメリカも含めて全国一律7.5円/3分であるから、その辺りの料金設定がされることになるのだろうが、PCと同様に考えれば、定額のIPS料を支払えば電話代は只にならなければおかしい。

さらに、ここまでくるとNTTに支払う基本料金、これがますます割高なものに感じられてくる。NTTさん、何してくれてるの? とまれ、2003年はまずは加入者電話がIP化することがはっきりしてきたわけで、この流れに乗って、携帯のIP化も一気に進んでほしいものである。

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2009年2月15日日曜日

vol.92 「i-modeの凋落」

i-modeが赤字のようである。とっくに終わっているプロトコルなのだから、これは自然の趨勢だと思う。

内訳をみると、音声通信が減り、データ通信が増えている。このことは、電話としではなく、メイル端末、ウェブアクセス端末の機能で生き残っている、という構造がハッキリしてきたことを物語っている。

しかし、この機能は本来はPDAがになうべきものであって、携帯電話がになうべき機能ではない。IP電話の登場が望まれるゆえんである。ところが、IP電話は無線LANによって中継されるわけで、この中継基地となるホットスポットの拡充が不可欠である。

そして、これに関しては遅々としてすすんでいないというのが現状である。端末はいつでもリリース可能なのだが、アクセスできないというわけである。

この前段階として、有線IP電話は、YAHOO! BBフォンによって実現した。12M加入時に無料にして、無理矢理加入させるという、いかにも孫くんらしい方法で、現在20万人。当たり前だが、加入者同士は全く電話代がかからない。

これを無線LANで行えば、やっと「携帯IP電話」が実現する。見えているのだが、まだまだ先だ。i-modeには悪いが、もっともっと凋落してもらわなければ普及しない。

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「ニフティからの最後の返事」
まー、なんとも不思議なメイルというしかない。わたしが連絡したストーカー被害に対して、自社で「処分」したにもかかわらず、いかなる「処分」をしたのかも、この犯人がいかなる人物なのかも教えず、こんどは、その情報を開示しなければならない根拠を「文書」で示せ、という。

じゃー、これまでのいきさつは一体なんだったんですかね?どういう根拠で、「処分」したのか教えてほしいもんである。

馬鹿馬鹿しい堂々巡りはこの辺にすることにする。どうせ、この返事にしても、ひ孫受けの担当がやってるわけで、妙なことをいうと、「脅迫された」などといわれかねないから。


ソウダヒロシ 様(→やっと個人名で呼んでいただきました!)

アット・ニフティにお問い合わせいただき、誠にありがとうございます。

さて、再度ご連絡いただきました件ですが、発信者情報の開示をご希望される場合には、先般ご案内させていただきましたように、総務省が公表した同法の解説をご参照いただき、開示請求権の根拠(代理権の存在の根拠を含みます。)を具体的に書面にて提示していただくようになります。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

メールサポートセンター ○○

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2009年2月1日日曜日

vol.91 「続・スピードテストの怪」

どうも納得がいかない、せっかくOSのCD-ROMまで送ってくれた友人にも申し訳ない・・・。どういうことなのか調べてみなければ・・・。暇に任せていろいろ調べてみるうちに、どうもブラウザに問題がありそうだと気付いた。

現在、わたしが使用しているのは、IEのMacバージョン5.1である。(IEのMacバージョンでは最も新しい)しかし、Macとの相性は決していいとはいえない。しかも重い。それではというので、Netscapeの7.0をダウンロードして、改めて試してみた。以下はその結果報告である。

1)SPEED TEST
http://member.nifty.ne.jp/oso/speedtest/
3.2Mbps

このサイトが、先のメイルで2.6Mbpsというスピードで、YAHOO!BB 8Mのときとなんら変わらなかったのだが、ブラウザを変えるだけで、こうなった。IEでも確認してみたが、やはり2.6Mbpsだった。
しかし、これでも納得できないので、スピードテストのサイトを検索してテストしてた。(暇です)

2)BB TEC SPEED CHECKER
http://speedchecker.bbtec.net/
3.3Mbps

このサイトは、YAHOO!BBのプロバイダのサイト。ずいぶん控えめな数字が出た。

3)BROADBAND SPEED TEST
http://210.239.46.164/BROADBAND SPEED TEST
5.1Mbps

これくらい出てくれるとやっぱり単純に嬉しいものだ。

4)BNRスピードテスト
http://www.musen-lan.com/speed/
3.2Mbps

ここはYAHOO!のサイトと同じ数字。

5)speed.rbbtoday.com
http://speed.rbbtoday.com/
4.8Mbps

何だかこれも気持ちがいい速さ。

6)インターネット回線速度調査
http://www.junkhunt.net/icsi/
1.5Mbps

こんなスピードだと、嫌になる。

7)Radish Network Speed Testing
http://hpcgi2.nifty.com/Radish/netspeed/read_test_result.cgi?4e6843&54ceb1&1
9f&zoyowyyo

5.1Mbps

ここも気持ちのいい数字。

さて、これらのテストは3回繰り替えして最も速かったものを採用したが、3回とも同じということはどのテストサイトでもなかった。
時間による変動はもちろんあることはネットの常識だが、随分回線の状態によって変化を受けやすいということが分かった。

それにしても、テストサイトによって、1.5Mbps~5.1Mbpsのこの差は大きい。あなたはどれを信じますか?

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