2008年8月2日土曜日

vol.81 「発進!IP電話」

BBがインフラになるということは、当然電話もIPでしょ、とだれでもが思っているにもかかわらず、NTTは2010年を目処にIP化などと寝言をいっていたのが今年の正月。

ところが子会社のNTTコムがぶち上げました。このストーリー、YAHOO!BBにそれっとばかりに追随した流れそのまま、YAHOO!IPに追随したまでのことだが、初期目標10万人とはかわいい設定。NTTに遠慮してみせているところが笑わせる。

NTTコムといえば、ストリーミング技術の独占や、インターネット検定の実施など、NTT東日本には出来ないことを率先してやることがそのレーゾンデートルである。OCNの会員数だけでも100万単位になるわけだからどーんと一気に実施すべきだと思うのだが。

思えば、携帯のパケット通信料などという詐欺のような料金を消費者に負担させている郵政省というのが諸悪の根源だが、NTTの大株主であるから、株価がパーになってしまうようなことはしないのは自明の事。

ここに日本国民の不幸はある。国民の利益優先を計らない政府レーゾンデートルはないこともまた自明の事である。

話が横道にそれてしまったが、やはり、2005年までIPインフラは待たねばならないようだ、ということは明白なようである。

<関連記事>
「NTTコム、ネット技術使い低価格IP電話」
NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は6日、インターネット技術を使い低料金で利用できるIP(インターネット・プロトコル)電話サービスを7日に始めると発表した。一般の固定電話との通話だけでなく、相手の映像を見ながら会話するテレビ電話としての利用も可能。
「ビデオフォン」として、同社のネット接続サービス「OCN」の会員を対象に提供する。月額基本料金は300円で、通話料金は会員間であれば無料、固定電話へは全国一律3分25円。利用者はパソコンにヘッドホンを取り付け、パソコン画面上で相手の電話番号を入力する。
パソコンにビデオカメラを取り付ければ、テレビ電話として利用できる。ヘッドホンやビデオカメラは利用者が用意する必要がある。2003年3月末までに、10万人の利用者獲得を目指す。

[8月7日/日経産業新聞]

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