2008年6月29日日曜日

vol.78 「YAHOO!よお前もか!」

4月1日から、YAHOO!オークションで取り引きが成立した時点で3%の手数料が徴集されることになった。

先に楽天市場が同様の内容を発表していたので、いずれはと思っていたが早速の事態の進展で面白くも何ともない。続々とバーチャルモールで同様のことが起こってくるに違いない。

その理由は実に単純で、広告収入の落ち込みである。ネット広告が数10%の落ち込みを見せているということが発表されたところだったから、別に不思議でも何でもないのだが、設備投資回収の手立てとしては実にイージーそのものだが、銀行屋の連中が自店への振り込みにも手数料を取るといった厚顔無恥なことをやってまで生き延びようとしている情けなさに比べれば、まだ商取り引きの倫理に沿った内容であろう。

しかし、ネット広告が効かないというのは今に始まったことではないし、広告というツールが1toMasコミュニケーションのツールであることを考えれば、当然といえば当然のこと。

出来合いの広告を不特定多数に配信するのではなく、限定して配信することを標榜してみたところで言葉本来
の意味の1to1マーケティングということが実践できるわけでもない。

広告依存度を高める方向でアーキテクチャーを組んできたのだから身から出た錆と言えるのだろうが、何ともつまらない手数料ビジネスへと向かいはじめたことは実に残念である。

このまま事態が推移していけば、ネットビジネスもリアルビジネスモデルそのものと何ら変わらなくなってしまいそうである。

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