2008年5月5日月曜日

vol.72 「AOLがんばれ」

AOLがMSを提訴。ブラウザー戦争に圧倒的勝利を納めたIEはBBコンテンツを睨んで、また同様の戦略を展開中であることはNSユーザーならご存じの通りである。

IEブラウザと連動したメディアプレーヤーでないと再生できないコンテンツの存在、 MAC OSだとダウンロードできないプレーヤー、コンテンツ。NSだとダウンロードできないコンテンツなど、どうも納得できないものが多々見られるようになってきた。凝りもせずに水面下では、WIN+IEでのBBコンテンツ独占再生体制が進んでいるのである。

独禁法違反に問われたことで、マイクロソフトは社会的な制裁を受けているわけではない。それどころか、WIN+IEは我が国においてもすでに通信インフラになってしまった感すらある。 ここでも、これまでわたしがいい続けてきたことなのだが、この便利さを捨てられるのかということがクローズアップされるだろう。

始めからWIN+IEでスタートしたPCユーザーは、もう「MAC+NSを使う気にならないほど便利さに慣らされてしまっている」というところまできているのだ。

それほどまで にWIN+IEはユーザーオリエンティッドな商品なのである。 しかし、と思う。ネット技術の進歩は今後も続くだろうし、かつてビデオテープのグローバルスタンダードを争ったVHS対β戦争の覇者であるVHSがDVDに取って代わられたように、規格自体がまったく別のものに取って代わられることも十分考えられる。

ネット業界の切磋琢磨は始まったばかりなのである。そしてもっと大きな問題は、技術は進歩してもコンテンツはあいも変わらず同じなのか、という問題であろう。

<関連記事>
>米AOLタイム・ワーナーは22日、マイクロソフトが市場独占力を背景にAOL傘
>下のネットスケープ・コミュニケーションズのブラウザーを市場から締め出したと
>して、不法行為の中止と損害賠償を求める訴訟をワシントン連邦地裁に起こした。
>マイクロソフトが仮に敗訴すれば、巨額の損害賠償金を支払う義務が生じる。反ト
>ラスト法(米独占禁止法)違反訴訟で司法省と和解合意にこぎ着け一息ついていた
>マイクロソフトにとって、会社二分割に続く“悪夢”が浮上してきた。(シリコン
>バレー=岡本文雄)

>AOLがマイクロソフトを提訴した背景には、米司法省や州政府がマイクロソフト
>を相手取って進めていた独禁法裁判で、ワシントン連邦地裁と高裁がマイクロソフ
>トの行為に一部違法性を認めたことがある。高裁は昨年6月に出した決定で「マイク
>ロソフトはウィンドウズのOS(基本ソフト)市場での独占を、反競争的行為を使
>って維持しようとした」と指摘。マイクロソフトの独禁法違反行為を明確に認定した。
>AOLの狙いは、すでにマイクロソフト圧勝で決着したブラウザー戦争を再び仕掛
>けることではない。真っ向から対抗している電子商取引(EC)、音楽配信、通信
>・放送インフラなど新市場で、マイクロソフトの拡張戦略を阻止することだ。AO
>Lの経営幹部は、マイクロソフトが自社OS「ウィンドウズ」に様々な新機能を搭
>載して勢力を拡大する戦略に強い危機感を抱いている。
>「AOLがマイクロソフトに法的な“爆弾”を発射した。今後何年も砲撃が続くだ
>ろう」。米ウォールストリート・ジャーナルの電子版は今回のAOLによる提訴を
>こう評している。
> 2002/1/22[日経産業新聞]

<孫くん通信> こない。YAHOO!BBからこない。11月開通なのだが、未だに請求書がこない。開通ま で半年かかったのだからこっちも半年後なのか?不気味だ。

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