2008年3月9日日曜日

Vol.67 IP電話がインフラになるとき

わたしの敬愛する孫くんがまたまたやってくれました!次はIP電話だ!

YAHOO!BBの苦情をかわすIR作戦かとも取れるが、本人はいたって真面目で当初からの目論み通りだ、ということのようである。わたしもこれは当然であると思う。

技術的な問題もないし、先行するフュージョン・コミュニケーションではすでに契約者が100万人を突破したらしい。

この会社の場合、国内一律3分20円ということだから、市外通話が日常的かつ頻繁に行われる企業ニーズに合致したための契約者数なのだろう。

ところが、孫くんは「国内海外一律3分7円50銭」とぶち上げた。ぶち上げた途端 、ソフトバンクとYAHOO!株が下がった。読み違いですかねー、孫くん。ここは日本だ。

しかし、わたしは評価します。いいじゃないですか、この非常識さ。ど~んといきましょう。だって、YAHOO!BBですでにインフラはできてるわけだから、データなのか音声なのか画像なのかなんて関係ない。一銭も使わずに、「サービス料」としてTAレンタル料140円/月+基本料390円/月、合計530円/月+電話代が舞い込んでくるわけです。これでいよいよNTTは基本料金だけになってくるわけだ。

でさー、孫くん、BBインフラを活用するんだったら、「電話代」って発生するのって変じゃないのかなー? という問いには、「YAHOO!BB契約者同士の会話」に対しては上記530円/月のみで電話代は課金しないということ。

う~ん「囲い込み」の論理はここでも有効だったのか。 とまれ、IP電話がインフラになるのは嬉しいことなので、そのインセンティブにはなるであろうことは疑う余地のないことである。

ネットの特性である、「世界中に市内電話感覚で繋がる」ということが実現に向けて動きはじめた。これは、世界中の人々が「裸のつきあい」を余儀無くされることをも意味している。

先のウイルス騒ぎで、実に沢山の知り合いの方やその知り合いの方か らウイルス付きメイルをいただいた。これはすでに世界中のリンケージが完了しつつあることを感じさせる出来事だった。

そのリンケージ=ネットワークに参加するのか否か、利便性が提供する危険性という諸刃の剣を手にするとき、われわれは一体何を手に入れ何を失うのだろうか。

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