いやいやながらNTTがADSL参入を発表。
ここまで追い込まれるまでやらなかったには理由がある。光ファイバーであり、ISDNを放棄せざるをえないからである。しかし、もうケツに火がつくところまで来てしまった・・・・。
まー、これは「苦渋の選択」らしいが何のことはない要はドコモとの余りのボーナス格差にNTT社員が経営陣に決断を迫っただけのことで、ユーザー無視に変わりはない。苦渋の選択を強いられてきたのは我々ユーザーなのである。
さっさと民営化して、NTT EASTでもWESTでもなって真面目に経営してほしいものである。
さて、これを見透かしたように、イギリス系CS放送B SKY BがADSLでテレビ放送をスタートすることをぶち上げた。
考えてみなくとも公然のこと、テレビ放送は1MbpsであるからADSLで下り1Mbpsが確保できればパソコンが「テレビになる」のである。
この発表、デジタルテレビ放送開始を待って、ADSL参入発表を待ってのことであることは言うまでもない。そしてさらなる大きな発表が引き金になっている。アメリカ大統領選におけるブッシュ氏の勝利である。
これによってアメリカのIT投資は急激にダウンすることは明白である。こうなれば、アメリカが今さら光ファイバーの敷設に走るとは考えにくい。我が国のlast 1 mileの敷設もアメリカに対する優位性がその根底にあるわけだからその必然性が崩壊する。
ならば、アメリカのブロードバンドのスタンダードであるADSLで十分だろう。さすがの日本国民もしびれを切らせていることだし・・・。てなことで決まったわけだろう。
しかし、これでも十分に意味のある決定である。ADSLがスタンダードになれば、「IT革命」や「デジタルテレビでインターネット」といった寝言が聞かれなくなるだろうし、「本来のネットらしさ」がやっと実現できるわけであるから。Real Time Interactionの時代が遅ればせながら我が国にもやってくることになるのだから。
ソウダヒロシ プロフィール ⇒CONTACT
※直近のブログは→ITトレンド2010
※食い物系のブログは→今日のメニュー2010
※環境系のブログは→環境トレンド2010
※進行中プロジェクトのブログは→リンクアド・プロジェクト公式ブログ
0 件のコメント:
コメントを投稿