2007年5月3日木曜日

vol.23 やっぱりLINUX?に対する投稿 2000/08/27

vol.22「やっぱりLINUX?」の原稿に対しまして読者の上原さん(IBMのSE)からの投稿がありました。大変意義深い内容でしたので、ご本人の許諾を得て以下転載させていただきます。

ときどき送られてくる「e-consultant's POV vol.xx」も楽しませてもらってます。
たまに論理展開が強引に思えるときもありますが...ま、それもソウダさんの持ち味ですね。(^^;)
それにしてもビルちゃんがIBMの社長に請われてたなんて話全然知りませんでした。さすがにビルちゃんですね。

「共生」と「競争」の話も興味深かったです。どちらの方がよりいい方だとも思いませんが理性でもってその両方をバランス良く取り入れていけるような世の中になって欲しいものです。

ところで、Linuxって「只」じゃないですよ。
初期費用は確かに安いかもしれませんが、むしろ運用コストは高くなるんじゃないですか。
昔に比べればずいぶん簡単になったとはいえ、いまだにLinuxってちゃんと使えるエンジニア少ないし、サーバとしてきちんと運用するためには、そういうエンジニアの力が不可欠ですしね。そういう人は給料も高い。(^^;)

そういう意味で素人でもさくさく使えるWindowsは、偉大だと思います。
それにデフォルトでいろんなサーバーが勝手に動作してしまうLinuxは、ある意味非常に危険なOSでもあります。

セキュリティの「穴」も大きいんですよね。ソースが公開されてるだけに比較的一般にも良く知られてますし。「穴」のパッチが出るのも早いですが、常時そういう情報に気をつけるタイプの人でなければ、自分のマシンがあっという間に穴だらけになってしまいます。普通の人ってそんなこと気にしないで何年も使いつづけたりしますもんね。

セキュリティの問題は、ある意味結構深刻です。
サーバーを自分で立てて公開してないし、ダイヤルアップで接続してるだけだし関係ないと思ってる人が多いようですが、実は、ダイヤルアップで接続してる間というのはネットワーク的には、常時接続のサーバーとなんら違いないんですよね。

特にグローバルアドレスが割り振られるタイプのプロバイダは結構危険です。
なんというか、ネットサーフィンしてる間に自分のマシンが知らず知らずのうちにアタックされてるというのも十分ありえる話です。

実際に、プロバイダなんかでローカルに割り振られているアドレスを適当に入力してみたら、知らない人のHDの中を覗き放題だったとかの笑えない話もあります。

ちょっと話が横にそれましたが、まあ、「只より高いものはない」ということでしょうか。(^^;)
でも、LinuxっていいOSですよ。下手なUNIXメーカーのマシン買うくらいなら、ハイエンドPCにLinuxの方が100万倍くらいましです。

いまどきのパソコンって壊れないし、ほんのちょっと前に洋服ダンスほどのサイズだったサーバーマシンと同じくらいの性能はでてるし...あっ。PCのハードウェアがよくなったのはWindowsのおかげですね、きっと。

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